温泉の利用形態等

坂巻温泉の温泉水の利用形態を以下に羅列します。
表示方法等については今後工夫していきますが
とりあえず最近注目されている事項を暫定的に表示します。

源泉の所有状況
坂巻温泉の源泉は当館のみが所有し、1号源泉・2号源泉の2泉を混合しています。
最も近い中の湯源泉までは約1500m離れています。
また、源泉事故に備え、さわんど温泉の源泉を30g/分所有しています。

源泉の形態
古来、梓川の侵食により湧出したもので、川面に極めて近い場所にあります。
そのため、増水による冠水を防ぐ為に護岸を立ち上げ、水中ポンプによる揚湯を行っています。
井戸は、掘削深さ4m+護岸高さ3mほどで、更に建物まで20m位の高低差があるため、
地上ポンプによる押し上げをしています。

平均温度、総湧出量
天候や雨量、季節により変動はありますが2泉混合で、平均70℃、230g/分位です。
特に、大雨や洪水の後には温度が低下しますが、ありがたい事に
冬季の厳寒期には高温になるために全館暖房への利用をおこなっています。

浴槽
内湯男女別と露天風呂男女別の4槽あります。
露天風呂は冬期間でも使用できます。
構造は内湯はタイル造りで一部自然石、露天風呂は自然石造りで底は小石敷です。

循環ろ過の有無
循環及びろ過は行っていません。いわゆる掛流しです。
ただし、内湯のオーバーフローの一部を露天風呂の底面に注入しています。
これは、冬期間は駐車場などの融雪に用いています。

浴槽の消毒
1週間に一度程度の割合で浴槽に多めに塩素剤を入れ、消毒をおこなっています。
源泉に常に塩素剤を混入させるという方式ではありません。

新湯注入率
正確な数値はわかりませんが、内湯は全排水後に満水になる時間は40分程ですので
1.5回転/毎時、露天風呂は満水になるまで90分程ですので0.66回転/毎時くらいです。

加熱の有無
加熱は一切行っていません。(ボイラーがありません)

加水の有無
高温の為、そのままではとても使えません。
内湯については、まず給湯用熱交換器、次に暖房用熱交換器を経由し
更に温度調整の為に加水しています。
露天風呂では熱交換器を経由せずに温度調節器により加水しています。
加水率は30〜40%と推定されます。

レジオネラ属菌について
毎年行われている検査で、4箇所とも不検出です。

その他
いずれの場所でも浴槽に注入されているお湯は飲用できます。
入浴剤、漢方薬等の添加は行っていません。

お知りになりたい事、疑問点がありましたら E-mail にてご連絡願います。